生気地いくじ)” の例文
年代順に繰つて行つて五年前、享和元年に友だちの小沢蘆庵が七十九歳で死に、仕事がたきの本居宣長が七十三で死んでゐるところまで来ると彼は微笑してつぶやいた——生気地いくじなし奴等めらだ。
上田秋成の晩年 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)