“甄別”の読み方と例文
読み方割合
けんべつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さればこそ彼等を覇者と貶称へんしょうし、誠実に仁義を行わんとする王道とはこれを甄別けんべつしたゆえんである。
永久平和の先決問題 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
弁証法的唯物論による資本主義のからくりの暴露と、搾取階級と被搾取階級との甄別けんべつとは、広汎な社会主義運動をまき起し、ロシヤにおいてはボルシェヴィキ革命を成就さした。
現代小説展望 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
当時の時勢を甄別けんべつするにおいて迷惑少なしといえども、この意見に対して、また攘夷、開国、鎖港の意見相加わり、次に避け難き奇縁よりして、佐幕は開港と一致し、尊王は攘夷と一致し
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)