瑪瑙質めなうしつ)” の例文
わたくしは恋ふ。つつましく満ちてゐて、星宿のやうに森厳で、山脈のやうに波うつて、いつまでもうすいミストがかかり、その造型の瑪瑙質めなうしつに、奥の知れないつやがあつた。後略
我が愛する詩人の伝記 (新字新仮名) / 室生犀星(著)