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猹
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チャー
ふりがな文庫
“
猹
(
チャー
)” の例文
項
(
うなじ
)
には銀の
頸飾
(
くびかざり
)
をかけて、手に一本の
刺又
(
さすまた
)
をかまえて一
疋
(
ぴき
)
の
猹
(
チャー
)
(西瓜を食いに来るという獣、空想上の獣で、猹の字は作者の造字)
故郷
(新字新仮名)
/
魯迅
(著)
うんにゃ、通りがかりの人が水気が欲しくなって瓜を一つ取って食うなんてのは、おらがの方じゃ泥棒のうちへは
算
(
かぞ
)
えねえや。番をしなけりゃならぬのは穴熊や針鼠や
猹
(
チャー
)
だ。
故郷
(新字新仮名)
/
魯迅
(著)
刺又
(
さすまた
)
を持ってるじゃねえか。進んで行って、
猹
(
チャー
)
を見つけたら、すぐやっつけるのさ。あん畜生それや悧巧な奴だから、人間の方へ向って駈け出し、そして胯の下からすり抜けて逃げてってしまうのさ。
故郷
(新字新仮名)
/
魯迅
(著)
猹
部首:⽝
12画