“猹”の読み方と例文
読み方割合
チャー100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うなじには銀の頸飾くびかざりをかけて、手に一本の刺又さすまたをかまえて一ぴきチャー(西瓜を食いに来るという獣、空想上の獣で、猹の字は作者の造字)
故郷 (新字新仮名) / 魯迅(著)
うんにゃ、通りがかりの人が水気が欲しくなって瓜を一つ取って食うなんてのは、おらがの方じゃ泥棒のうちへはかぞえねえや。番をしなけりゃならぬのは穴熊や針鼠やチャーだ。
故郷 (新字新仮名) / 魯迅(著)
刺又さすまたを持ってるじゃねえか。進んで行って、チャーを見つけたら、すぐやっつけるのさ。あん畜生それや悧巧な奴だから、人間の方へ向って駈け出し、そして胯の下からすり抜けて逃げてってしまうのさ。
故郷 (新字新仮名) / 魯迅(著)