“犯罪学”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
クリノロジイ33.3%
クリミノロジイ33.3%
クリミノロジー33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鰥寡かんか孤独の人間で親族みよりもなければ妻もない。毎夜夜半まで官舎の古びた机に倚って孤影凝然と犯罪学クリノロジイの研究に従っている、いわば検察のためにこの世に生れて来たような人物。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
蕭々たる半夜、孤影凝然と机に倚って、倦むことなく犯罪学クリミノロジイの研鑚に従っている真名古の姿こそは、不義不正とあくなき闘争を続ける果敢なる精神の象徴であった。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
殊に「犯罪学クリミノロジー」「刑罰学ペノロジー」などに関する多少の知識を、囚人として獄中に得たのは、深くこの書に謝せねばならぬ。
獄中生活 (新字新仮名) / 堺利彦(著)