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物怯
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ものおじ
ふりがな文庫
“
物怯
(
ものおじ
)” の例文
父や母や兄の仇、松平家を代表した
一人
(
いちにん
)
に、
怨恨
(
うらみ
)
の鎌の刃とは、思えども、初めて接した貴人の背後、
物怯
(
ものおじ
)
してブルブル
戦慄
(
せんりつ
)
して、手の出しようがないのであった。
怪異黒姫おろし
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
キャラコさんは、
物怯
(
ものおじ
)
したような顔で、広い座敷の真ん中にぽつねんと坐っている。靴下をへだてて
藺草
(
いぐさ
)
の座布団の冷たさがひやりと膚に迫る。それがまた、なんとなく落ち着かない思いをさせる。
キャラコさん:06 ぬすびと
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
怯
漢検準1級
部首:⼼
8画
“物怯”で始まる語句
物怯気