爆弾ドン)” の例文
旧字:爆彈
然るにコイツが、ほかの爆弾ドン連中の気に入らなかった……というよりも、彼等の背後から統制している巨頭連の眼障めざわりになって来た……と云った方が適切だろう。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
それから間もなく大正八年の春先になると、一旦、終熄しゅうそくしていた爆弾ドン漁業がモリモリと擡頭して来た。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
今の貴族院の議員になって御座る赤沢という華族様の生れ故郷と申上げたら、おわかりになりましょうが、昔から爆弾ドン村と云われた処で、今の赤沢様が、その総元締をして御座るのです。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)