燕趙悲歌えんてうひか)” の例文
かうして慨せざる可けんやと、息巻いきまき荒き人の声の、蟇口がまぐちの中より出づるものならぬは、今に於てわれの確信する所なりと雖も、曾て燕趙悲歌えんてうひかの士おほしてふ語をきける毎に
青眼白頭 (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
そぢやが汝のやうな腰抜には我々燕趙悲歌えんてうひかの士の心事が解りおるまい。
貧書生 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)