燉煌とんこう)” の例文
紀元二千六百年記念に出版された『西域画聚成せいいきがしゅうせい』を見ているうちのことであった。燉煌とんこう出土の降魔図ごうまずの中に八戒がいたのである。
『西遊記』の夢 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
甘粛の燉煌とんこう千仏洞に六朝から唐宋頃の壁画があって、山が描かれているが、南ではアジャンターの壁画の外には、印度各地やジャワのポルポドールの浮彫にも、環境が山に縁が深いにかかわらず
ある偃松の独白 (新字新仮名) / 中村清太郎(著)