煩悩悶々ぼんのうもんもん)” の例文
師直はこの人妻に懸想けそうして、さまざま言い寄ってみたが、いつも柳に風とうけ流され、煩悩悶々ぼんのうもんもんと、やるかたもない想いでいた。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)