無言ムゴン)” の例文
時々頭をモタげると、いつも此少年の目に触れた。大学病院へ通つてゐましたか、ぐらゐの話を、人みしりする私でもしかけて見たくなつた程、好感に充ちた無言ムゴンギヤウであつた。
雪の島:熊本利平氏に寄す (新字旧仮名) / 折口信夫(著)