無残みじめ)” の例文
旧字:無殘
白いベッドの上によこたえられた無残みじめな自分の姿が明かに見えた。鎖を切って逃げる事ができない時に犬の出すような自分のうなり声が判然はっきり聴えた。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)