無暗やけ)” の例文
疲れる位お手伝をしてやっても、邪魔になって仕様がないそうだから、乃公は椅子に坐って見物していると、頻りに呼鈴ベルが鳴った。無暗やけに鳴らす。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
身体は動くし、車の音はするし、馬方うまかた無暗やけに馬を叱るもんだから、なかなか寝られやしない。少しうとうとすると直ぐに目が覚めてしまう。そのうちに明るくなって来た。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)