無始本覚むしほんがく)” の例文
浄土の法門をもと習った天台宗に引き入れて、迹門しゃくもん弥陀みだ、本門の弥陀ということを立てて、十劫正覚じゅうこうしょうがくというのは迹門の弥陀のこと、本門の弥陀は無始本覚むしほんがくの如来であるが故に
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)