“為入(しい)” の例文
それに己はヱネチア製の首飾の鎖や、レエスや、小さい肖像を嵌めた印籠を、沢山為入(しい)れて持つて来た。女に贈る品物にも事は闕かない。
復讐 (新字旧仮名) / アンリ・ド・レニエ(著)
其の男は近江(おうみ)から蚊帳を為入(しい)れて、それを上州(じょうしゅう)から野州(やしゅう)方面に売っていたが、某時(あるとき)沼田へ往ったところで、領主の土岐家(ときけ)へ出入してる者があって、其の者から土岐家から出たと云う蚊帳を買って帰り
沼田の蚊帳 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)