濕々じめじめ)” の例文
新字:湿々
晝間も日光がとママかないので、いつも濕々じめじめしてゐる溝ぎわの方から、晩方の家々の炊事の煙が靄とも霧とも分らない一種の茫とした調子で
蒼白き巣窟 (旧字旧仮名) / 室生犀星(著)