“漳河”の読み方と例文
読み方割合
しょうが100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その夕、彼は、銅雀台の遊楽も半ばに、漳河しょうがの春にも心を残しながら、にわかに車駕をととのえて許昌の都へ帰って行った。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「もし、射損じたものは、罰として、漳河しょうがの水を腹いっぱい呑ますぞ。自信のないものは、今のうちに列から退がれ。そしてこれへ来て罰盃ばっぱいを飲め」
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「よしっ。くれないの旗の下に集まった輩は、残らず、異心ある者と見てよろしい。一人のこらず引っくくって、漳河しょうがの岸へ引っ立てろ。もちろんみな打ち首だ」
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)