滞潮よどみ)” の例文
ストロムでいちばんの難所を滞潮よどみのときに通りぬけようというのです。それは八時だということが私どもにはわかっているのでした。
このような台風のなかを! 『きっと、私たちはちょうど滞潮よどみの時分にあそこへ着くことになろう、——とすると多少は望みがあるわけだ』
そして天気のよい日に十五分間の滞潮よどみを利用して、モスケー・ストロムの本海峡を横ぎってふちのずっと上手につき進み