淡彩うすいろどり)” の例文
実際、雲の青い山の奥から、淡彩うすいろどり友染ゆうぜんとも見える、名も知れない一輪の花が、細谷川を里近く流れでて、ふちあいに影を留めて人目に触れた風情あり。
陽炎座 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)