海老茶式部えびちゃしきぶ)” の例文
今に三人が海老茶式部えびちゃしきぶ鼠式部ねずみしきぶかになって、三人とも申し合せたように情夫じょうふをこしらえて出奔しゅっぽんしても、やはり自分の飯を食って、自分の汁を飲んで澄まして見ているだろう。働きのない事だ。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)