“海底（うみぞこ）” の例文

まだ十時ごろなので、水がきれいで、明るい海底（うみぞこ）の白い砂に波の動きがはっきり映る。その白い幻灯のなかで、小指の先ぐらいの小さな魚がピッピッとすばやく泳ぎ廻っている。

キャラコさん：07 海の刷画 (新字新仮名) ／ 久生十蘭(著)

“海底”の意味

《名詞》
海 底（かいてい）

海の底。
(出典:Wiktionary)

“海底”の解説

海底（かいてい）とは、海の底のことである。より厳密には、海中の地殻やその上層の地面を指す。
海の海水以下にある地面であれば水深の深い浅いに拠らず海底には違いないが、その様相は水深によって大きく異なる。潮汐により陸地になったり海底になったりする干潟を含めて、太陽光線が直接届く浅い海底では多様な生物が活発に活動・繁殖し、漁業や遊泳などで人間との関わりも深い。太陽光線が届かず水圧も増す海底では生物の種類や量が限られ、更に大深度な深海ともなると生物活動はかなり限定される。
深海調査の歴史は短く、まだ不明なことも多い。広大な大洋底の調査も進んでおらず、21世紀に入ってからも様々な発見が続いている。
(出典:Wikipedia)

海	常用漢字 小２ 部首:⽔ 9画
底	常用漢字 小４ 部首:⼴ 8画