浮游物ふゆうぶつ)” の例文
皆はこの時只黒い棒杭ぼうぐいのような浮游物ふゆうぶつ瞥見べっけんした。やがてこんな時に迷信を持ちたがる久野が「今日は勝った」と言い出したが、それが何だか妙な不安を与えたことも争われなかった。
競漕 (新字新仮名) / 久米正雄(著)
「ああ、ただいま右舷二千メートル附近に、怪しき浮游物ふゆうぶつが見えまァす」
海底大陸 (新字新仮名) / 海野十三(著)