浪華節なにわぶし)” の例文
楽遊らくゆう奈良丸ならまる浪華節なにわぶし聴惚ききほれているかと思うと、いつかうとうと眠っているようなことが多かった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
普通教育において時代遅れの歴史的武士道的道徳と浪華節なにわぶし以上に出ていない義理人情とを教えて、人間としての愛と権利義務思想とを教えないで置けば、自己の死活に関する大問題の前に
食糧騒動について (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)