浚渫しゆんせつ)” の例文
四、鉱業人は、上野かうづけ国待矢場両堰水利土切会と契約し、自費を以て両堰水門内に沈澱場を設け、時々之を浚渫しゆんせつすべき準備中なり。
政治の破産者・田中正造 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
大河津分水工事や港内の浚渫しゆんせつ・護岸・突堤等の諸工事がまだ行はれない明治初年の新潟港は、時節によつては深さわづかに二三尺の惨めさで、吃水四五尺の船が港外一里の沖に船繋ふながかりをする状態だつた。