流連りゅうれん)” の例文
しまいには、小塚っ原で流連りゅうれんするようになった。朝、くるわを出て千住の大橋のたもとから、一銭蒸気に乗って吾妻橋へ出るのが、私の慣わしであった。
みやこ鳥 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
錦木にしきぎ——京の木屋あたりで流連りゅうれんでもしたご経験のある方なら、先刻ご存じのもの。宵の遊び疲れで、夜の明けたのも知らず、昼近くなって、やっと重い頭を持ち上げ
夏日小味 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)