洒落気しやれつき)” の例文
旧字:洒落氣
この齢に成れば、曲りなりにも自分の了簡もすわり、世の中の事も解つてゐると云つたやうな勘定ですから、いくら洒落気しやれつきの奴でも、さうさう上調子うはちようしに遣つちやゐられるものぢやありません。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)