前捜査局長で目下一流の刑事弁護士である法水麟太郎のりみずりんたろうは、招かれた精霊の去る日に、新しい精霊が何故去ったか——を突き究めねばならなかった。
後光殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
不世出の名をうたわれた前捜査局長、現在では全国屈指の刑事弁護士である法水麟太郎のりみずりんたろうは、従来これまでの例だと、捜査当局が散々持て余した末に登場するのが常であるが
聖アレキセイ寺院の惨劇 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
風間九十郎の節操を褒めたたえていた、そして、法水麟太郎のりみずりんたろうの作「ハムレットの寵妃クルチザン」を
オフェリヤ殺し (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
しかも、その事件には驚くべき深さと神秘とがあって、法水麟太郎のりみずりんたろうはそれがために、狡智きわまる犯人以外にも、すでに生存の世界から去っている人々とも闘わねばならなかったのである。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)