“法城”の読み方と例文
読み方割合
ほうじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天台千年の法城ほうじょうは、帝室や、国家からの破格な待遇たいぐうれて、仏徒は思い上がっていた。平家一門が、人臣の分を忘れて
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そんなだらしのないことでは、山の厳粛げんしゅくがたもてるわけのものじゃない。だから吾々の法城ほうじょうは、もう実のところ何の力もないのだ。からすの番人だというような嘆息が、つい出てしまう……。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)