沼田ぬた)” の例文
また同国楯縫たてぬい沼田ぬた郷に付きても、昔宇乃治比古命うのちひこのみことがニタの水を乾飯ほしいいにかけて食わるるとて、にたにしまさんと言われしゆえ、ニタと言うべきを今はヌタと言うとある。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
この渟田の佐伯部の族は、その後にもすこぶる盛んなりしものと見え、天応元年五月、正六位上佐伯部三国に外従五位下を授け、さらに延暦二年六月に、姓佐伯沼田ぬた連を賜わりしことあり。
武士を夷ということの考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)