汝等そなたたち)” の例文
話して仕舞へば小供欺しのやうぢやが仏説に虚言うそは無い、小児こども欺しでは決してない、噛みしめて見よ味のある話しではないか、如何ぢや汝等そなたたちにも面白いか、老僧わしには大層面白いが
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
汝等そなたたちまで私を聾に盲目にして済して居るとは余りな仕打、また親方の腹の中がみす/\知れて居ながらに平気の平左で酒に浮かれ、女郎買の供するばかりが男の能でもあるまいに
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)