汐合しおあい)” の例文
さりとて松岡君は面目としてどうも社中の空気が困るから見合せてくれとは云ってこられなかろうと思われる、そこは我輩もよき汐合しおあいを見てと思っているうち新聞の方でとうとう堪え切れず
生前身後の事 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「待て待て、汐合しおあい水門みなとから伝馬が一そう、無提灯でこっちへ来るようだぞ」
大菩薩峠:06 間の山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)