水際立みずぎわた)” の例文
直ぐ隣の腰かけに、水際立みずぎわたってすっきりとしたなりをした十八九の庇髪ひさしがみが三人並んで居る。二人は心をそらにして呂昇の方を見入って居る。一人の金縁眼鏡には露が光って居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)