斎藤方の柱石といってもよい西美濃にしみのの三人衆——稲葉伊予守いなばいよのかみ安藤伊賀守あんどういがのかみ氏家常陸介うじいえひたちのすけの三名が、相伴あいともなって
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして、困った時の神恃かみだのみで、平常は好ましからぬ親爺おやじどもとして、主君から敬遠している美濃の三人衆——安藤伊賀守、稲葉伊予守いよのかみ氏家常陸介うじいえひたちのすけなどへ、急使をやって、招けと命じた。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たとえ義龍どのく、その嫡子龍興たつおきどのも暗愚とはいえ、美濃の三人衆といわるる安藤伊賀守、稲葉伊予守、氏家常陸介うじいえひたちのすけらがあり、また、主家を去って今は栗原山の閑居に隠れおるとは申せ
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「次いでは、同じく安八郡大垣の城主、氏家常陸介うじいえひたちのすけです」
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)