比翼絞ひよくもん)” の例文
藤の比翼絞ひよくもんを染めた湯呑みを盆にのせて、綾鶴はれぼったい眼をしてはいって来た。いつもの薬を煎じようかと言ったが、綾衣はいらないと言った。
箕輪心中 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)