“毒人蔘”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どくにんじん50.0%
ヘムロック50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしながら、それらの哲人らのかたわらにまた下に、詭弁家らの一派があった。健全なる繁茂に交じってる有毒な植物であり、処女林のうちにおける毒人蔘どくにんじんであった。
あの悪魔教団に属していた毒薬業者の一団は、その三惑星の集合を、纈草かのこそう毒人蔘ヘムロック蜀羊泉ズルカマラの三草で現わしていて、その三つを軒辺のきべに吊し、秘かに毒薬の所在を暗示していたと伝えられている。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)