段々染だんだらぞ)” の例文
打見たるところでは、まだ新しい段々染だんだらぞめのかんばんを着て、六尺棒を持ったところの折助風ののが数名いる。それに羽織袴をつけた世話人、取持風のが数名、往来の中に、手持無沙汰にたたずんでいる。
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)