橋頭堡きょうとうほ)” の例文
足柄でめた不覚な教訓をここに生かし——敵の橋頭堡きょうとうほともいえる三井寺を攻めつぶすやいな、まだその炎もさかんなうちに
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして、ここに彼が、戦略上の一つの橋頭堡きょうとうほ目企もくろむにいたったのも、要は、さきに四散した残党たちの結集をはかるにあった。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)