“樹皮亭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ボルケンハウス50.0%
ボルケン・ハウス50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と云うのは、あの時伸子は、前庭の樹皮亭ボルケンハウスの中にいて、レヴェズの作った虹の濛気が、窓から入り込んでゆくのを、眺めていた。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
でも、鐘鳴器カリルロン室の真相と、樹皮亭ボルケンハウスから出られなかったことだけは、どうかお訊きにならないで。だって、この館の壁には、不思議な耳があるんですもの。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
だって私は、あの当時樹皮亭ボルケン・ハウス(本館の左端近くにあり)の中にいたんですもの。あそこは美男桂びなんかつらの袖垣に囲まれていてどこからも見えはいたしませんわ。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「ですけど、どうしても私は、あの樹皮亭ボルケン・ハウスから離れることが出来なかったのです」
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)