“ボルケン・ハウス”の漢字の書き方と例文
語句割合
樹皮亭100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だって私は、あの当時樹皮亭ボルケン・ハウス(本館の左端近くにあり)の中にいたんですもの。あそこは美男桂びなんかつらの袖垣に囲まれていてどこからも見えはいたしませんわ。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「ですけど、どうしても私は、あの樹皮亭ボルケン・ハウスから離れることが出来なかったのです」
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
しかし、裏枯れた真冬でさえも、あの噴泉と樹皮亭ボルケン・ハウスの自然舞台——それが僕に貴女の不在証明アリバイを認めさせたのです。貴女もクリヴォフ夫人も、あの渡り鳥ワンダー・フォーゲル……虹によって救われたのですよ
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)