横斜違よこはすかい)” の例文
と、局は、もの優しく微笑ほほえんで、また先の如く手を取つて、今度は横斜違よこはすかいに、ほの暗い板敷いたじき少時しばし渡ると、ぱっともみぢの緋の映る、脇廊下わきろうかの端へ出た。
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)