“極密”の読み方と例文
読み方割合
ごくみつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで極密ごくみつのうちに諸陣の兵を収め、万端ととのえおわって、翌夜しずかに総引揚げを開始した。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
乾雲丸を一時こうして隠匿いんとくして、かの五人組の火事装束に奪い去られたと称し、栄三郎をはじめ屋敷内の者をさえ偽ろうという極密ごくみつの計であったが、始終しじゅうを見とどけたおさよは
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「だから……今朝、あっしが、極密ごくみつに、お袖さんだけにはと、そっと話したじゃありませんか」
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)