楫音しゅうおん)” の例文
孟宗竹のほかにも到る処に篠竹が繁茂し、その幹がみっしり立てこんで、上り下りの川船もただ楫音しゅうおんをきくだけで姿が見えぬほどであった。これらがまたおのずから護岸の働きをした。
渡良瀬川 (新字新仮名) / 大鹿卓(著)