椶櫚しゆろ)” の例文
これより始終谷を下り、日没椶櫚しゆろふるエニンに到り、独逸どいつ人のホテルに投ず。今日は終日サマリヤの山を行けるなり。行程わづかに七里余。
しんの涙か、憧憬あくがれの孤寂の闇の椶櫚しゆろの花
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
椶櫚しゆろの葉音に暮れてゆく夏の夕暮
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)