栞戸しおりど)” の例文
そこには竹の栞戸しおりどがあった。武士は渓川たにがわへりに往くに一二度そこを出入ではいりしていたのでかっては知っていた。武士は栞戸しおりどを開けて外に出た。
山寺の怪 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)