“柴桑城”の読み方と例文
読み方割合
さいそうじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
乞うのが呉のためだと考えていたところだ。明日は柴桑城さいそうじょうにのぼって、呉君にも申しのべよう。きょうはひとまずお帰りあるがいい
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この時、呉主孫権も、隣境の変に万一あるをおそれて、柴桑城さいそうじょう(廬山、鄱陽湖はようこの東南方)まで来ていたが、事態いよいよただならぬ形勢となったので
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
柴桑城さいそうじょうの一閣には、その日、かくと聞いて、彼を待ちかまえていた呉の智嚢ちのうと英武とが二十余名、峩冠がかんをいただき、衣服を正し、白髯はくぜん黒髯、細眼さいがん巨眼、痩躯そうく肥大
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)