本間ほんげん)” の例文
朱の塗縁ぬりぶちに吉野杉の骨の、がっしりした本間ほんげん襖で、刷毛はけを持って向いあうだけでも気持がひきしまり、いかにも「仕事をする」という、こころよい昂奮こうふんが全身に感じられるようであった。
さぶ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)