本巣湖もとすこ)” の例文
夜もすがら篝火かがりびにいぶされていた墨の富士は、暁と共に、茜色あかねいろうつし、信長が本巣湖もとすこを出立する頃は、飛ぶ雲すらない一天に、くっきりと白妙しろたえの全姿を見せて
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
本巣湖もとすこでは、初時鳥はつほととぎすを聞いた。この夜、江尻の城でも聞いた。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)