絵草紙や講談師の筆記にある木村長門守きむらながとのかみが茶坊主のためにはずかしめを受けたとき、ってこれを斬りつることは、なんらのめんどう手数もなかったであろうし、また女子供らの喝采かっさいを博するためには
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)