“暗殺（やみうち）” の例文

「いや彼は松平家の臣正木作左衛門を暗殺（やみうち）して立ち退いた奸賊、当方で処分いたすに不審はないはずである。しかし仇討の当日お立会いなさるのはご勝手なれど引渡すなどとは以ての外」

剣難女難 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

いくら達者な親分でも、暗殺（やみうち）に遭ったんですからどうしようもございません。

剣難女難 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

「いや、縄を解いて放してやれと仰っしゃったのは、たれでもない、和殿がその前夜、男山八幡の石段で、殿（でん）ノ法印（ほういん）の身うち岡本坊と共に、暗殺（やみうち）しようと計って仕損じたわがおあるじ尊氏どのだ」

私本太平記：11 筑紫帖 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

“暗殺”の意味

《名詞》
暗 殺（あんさつ）

主に政治上・思想上の対立から要人を密かに狙って殺すこと。
(出典:Wiktionary)

“暗殺”の解説

暗殺（あんさつ、英: assassination）とは、政治的影響力を有する人物を秘密裏に殺害することであり、テロリズム行為の一形態にも分類される。広義では、暴力団抗争など、単なる非合法な殺害行為全般を指す。
(出典:Wikipedia)

暗	常用漢字 小３ 部首:⽇ 13画
殺	常用漢字 小５ 部首:⽎ 10画